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ブラッシュアップライフ(終) [テレビのこと]

2023年1月期のドラマ(1/8~3/12、全10話、日本テレビ)。
公式HP ⇒ https://www.ntv.co.jp/brushup-life/


今期、毎週楽しみにしていたドラマ、終了。
おもしろかったー。

ブラッシュアップライフ2.PNG

結局、人生何周もするので、成人式も何回もする笑。
あーちん(安藤サクラ)、なっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の仲良し3人組。
みんなの、なんてことない会話が楽しかった。

人間に生まれ変わるために、徳を積んでいたんだけど、
途中からそれだけじゃない目的が加わってくる。


バカリズムの書くセリフがよかった。
詩みたいな凝ったのがないし、感情をしゃべりすぎない。
モノローグの使い方もうまいなあ、安藤サクラの演技と相まって、
漫才のツッコミみたいだったりして、笑っちゃうところもたくさん。


みんな最後の人生を生きている。
そんなセリフはなかったけど、勝手にそう思った。



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ブラッシュアップライフ [テレビのこと]

2023年1月期のドラマ(1/8スタート 日曜10:30~、日本テレビ)。
公式HP ⇒ https://www.ntv.co.jp/brushup-life/
☆GYAO!やTVerで見逃し配信中


わはは、これおもしろそう。

突然死んでしまった33歳の近藤麻美(安藤サクラ)。
実感ないまま、死後の窓口で案内された来世が気に入らない。
なりたい来世になるには、徳が足らなかったらしい。
また人間に生まれるために、"近藤麻美"を生まれたところからやり直し、
人生2周目で徳を積みなおす?物語。

ブラッシュアップライフ1.PNG

徳をつむって、そういうこと?どういうこと??


脚本はバカリズム。
向田邦子賞を受賞した「架空OL日記」というドラマも、
リアルな会話劇がとてもおもしろかったっけ。

どんな展開になるのか、どんなオチをつけるのか予想つかなくて楽しみ。
俳優陣も、うまい人が多くて、これまた楽しみだな。
第1話は、冒頭のセリフやエピソードが伏線になっていて、
きれいに回収されて気持ちよかった。
毎回、その舞台になる年代に流行ったり、時代を象徴するものが出てくるのかな。


とりあえず、死んだときに案内窓口を見つけたら、
ちゃんと来世を確認した方がよさそうだ。

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Q10 [テレビのこと]

最近よくGYAO!で配信されている大好きなドラマ。木皿泉脚本。
2010年10月期のドラマなので、もう11年以上前か。
そんな前だっけと思ったけど、
確かにみんなガラケーを使っている。


高校3年生の主人公・平太のもとへ、
Q10(キュート)という女の子のロボットがやってくる。
というと、なんか突拍子もない感じがするけれど、
木皿さんの描くドラマには、美しすぎない温かい家庭がいつも出てくる。
若者と大人たちの会話がちゃんとある。
古き良き日本、昭和の香りもするので、案外大人向けのドラマかも。

Q10.png

主役は佐藤健と前田敦子、他キャストもとても豪華。
高畑充希、賀来賢人、池松壮亮、岸井ゆきの、柄本時生、
まだまだみんなかわいい。
薬師丸ひろ子、白石加代子なんて大御所も。


魚眼レンズ越しの風景がよく出てくるのだけど、
これは、ロボットであるQ10の目を通した景色なのかなと思う。
生まれたての赤ちゃんのような彼女の目に映る空はどこまでも広く、
雲や鉄塔はとてもきれいで、ずっと眺めていたくなる。
そうか、思っているより世界は美しいのかもしれないな。

(2010年10月期ドラマ‐全9話/日本テレビ)
☆2022年3月12日現在、GYAO!やTVerで配信中

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カルテット 9~10話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/


3/21の放送が最終話。


最終話の静かで短いシーン。
「内緒ね」って言った、松たか子の表情、
それを受けた満島ひかりの目。
すごいわー。


基本会話劇だったので、
凝ったセリフをポンポン言い合う、長めのシーンが多かったのだけれど、
こういう説明しないシーン、好きだなあ。

男性陣(松田龍平と高橋一生)は、忙しかったのかも。
出番が極端に少ない回が何度かあって。
(映画『探偵はBARにいる3』や、大河ドラマ『おんな城主 直虎』かな)

その分、真紀(松たか子)とすずめ(満島ひかり)の
心がつながっていく流れが丁寧に描かれていて、説得力が増したと思う。
ふたりの絆はとても好感が持てたな。


「気持ちってこぼれてしまうもの」
というセリフが全10話の中で、3回出てきた。

でも、こぼれたものは誰にでも見えるものではなくて、
それをすくい取れるのは、良くも悪くも”わかってくれている”ひと。
なのだろう。


ラブサスペンス、ということだったけど、
ビターな、そしてちょっとブラックな大人のファンタジー。
ラストシーンまで、ずっとおもしろかった。

3か月間の、冬の軽井沢、カルテットの世界。
たのしかったなあ。



カルテット2

カルテット2

  • 作者: 坂元裕二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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カルテット 5~8話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/

『全員、片想い 全員、嘘つき』

カラオケボックスで偶然(?)出会った奏者4人。
巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、
家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)。
彼らがカルテット(弦楽四重奏 )を組み、軽井沢で共同生活を始めて、
4話までの間に、ちょっと変わった絆みたいなものができてきた…?


5話。一流の奏者になれなかった4人の、楽しくて悲しいコスプレ姿。
6~7話。4人の中で唯一の既婚者・真紀と、失踪した夫との間に何があったのか。
8話は、全員片思い、の回。
家森いわく、片思いはひとりで見る夢、なんだそうだ。
みんなの思いはせつなくて、真紀の鼻歌はこわかった。

♪上り坂~ははんはん、下り坂~ははんはん、そうね人生は~まさか~♪


中盤以降は、4人のキャラクターの『らしい』ことがわかってきて、
やり取りがますます楽しくなってきた。
ゆるいコメディな空気の中に、すっとサスペンスが入ってくる。
わーーってトリハダさすっていると、クスッと笑えるセリフで抜く。

そういう時、いいぞいいぞ、と思いつつ不安になる。
ドラマでも映画でも、おもしろい作品を1本でも多く観たい。
だから終盤は、いつも祈っている。
「つまらないオチがついたらどうしよう…おもしろいまま終わってくれー」

観てよかった!って、ラストシーンを見届けても言いたい。
はらはらしながら、見守っているんです。
そういう意味では、どんなドラマもサスペンスなのかもしれない。



カルテット1

カルテット1

  • 作者: 坂元裕二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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カルテット 1~4話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/

今期、一番おもしろいと思っているドラマ。

カラオケボックスで偶然(?)出会った奏者4人。
彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることに。
出演は、松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平。
サンドウィッチマンの富澤くんが出ているのが、ちょっとうれしい。

新ドラマが始まる1、4、7、10月は、ドラマ好きにとっては忙しい時期。
できれば全作品の1話をチェックしたいけど、
なかなか難しいので、私は脚本家で絞ることが多い。
今期は、本作と『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)と
大河ドラマの『おんな城主 直虎』は、脚本家で観てみようと。
シナリオがおもしろければ、たいていおもしろいから。


『カルテット』の脚本を書いているのは、坂元裕二。
月9『東京ラブストーリー』を書いた方(古いけど)。
個人的には坂元脚本、ここ数年はまらなかったのだけど、
今回は次が楽しみでしょうがない。
でも、視聴率は良くないみたいだ。
しかもどんどん下がってるみたい。なんでだろう。

全員、片想い 全員、嘘つき。
このコピーのイメージが暗いのかなあ。
"ラブサスペンス"らしいけど、みんな変わったキャラクターだから、
ユーモアのあるセリフが多くて(凝りすぎかな、と思うこともあるけど)、
ゆるゆる観ようと思えばそう観られるし、
視線やら言葉の裏とか考えだすと、実は深かったりするので、
いろいろ楽しみ方があるドラマだと思う。

1話でドラクエのオープニングを弾いていて、笑ってしまった。
これからみんなで冒険に行くんだね。
食卓を囲んで、どうでもいいことで揉めるシーンは毎回お決まりで。
音楽はもちろん、食べ物や小道具も効果的に使われている。

松たか子のセリフで、
「人生には、3つ坂があるんですって。上り坂、下り坂、まさか」
というのがあって、その「まさか」のところ。
ふわっと言うんだけど、実感こもってて、ぞっとしたわ。


4話(2/7放送)の高橋一生の事情には泣かされた。
そして、もう出てこないかもしれないけど、
ガラ悪そうな謎の男を演じていた、Mummy-Dが良かった。
ミュージシャンだと思っていたけど、ハマリ役だったなあ。

4話までで、松→松田→満島→高橋の順で、全員の秘密が明かされた。
それぞれに愛と哀があって、それぞれに共感どころがあって。
(TVerで見逃し配信やっているので、最新の回だけ観られます。って回し者か?)

それから、エンディングの、
Doughnuts Hole が歌う『おとなの掟』(椎名林檎が作詞作曲) という曲。
ドーナツホールというのは、劇中のカルテットの名前。
つまり主演の4人が歌っていて、映像と合わせてかっこいいので、
毎回ちゃんと最後まで見てしまう。


やっぱり、良いドラマ=視聴率ではない、とつくづく思う。



TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMD
  • 発売日: 2017/03/08
  • メディア: CD


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