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アーロと少年 [映画のこと]

ピクサーの短編「はれときどきくもり」がとても好きで、
同じピーター・ソーン監督作なので、公開時から気になっていた。
(なのに、ずっと忘れていた)
「カールじいさんの空飛ぶ家」に出てくる男の子・ラッセルは、
このピーター・ソーンがモデルなんだそう。


隕石が落ちず、恐竜は滅びず、恐竜だけが言葉を持つ世界。
体は大きいけど臆病な恐竜・アーロと、
小さくても逞しい少年・スポットのロードムービー。

アーロと少年2.png

評価低めみたいだけど、私はけっこう好き。
「ライオンキング」と「ダンボ」へのオマージュだと思われるシーンがあるので、
ディズニー映画好きなら、ちょっとニヤニヤできると思う。
怖い顔のティラノサウルスの吹替が松重豊さんだった。ぴったりで笑う。

序盤はちょっと退屈。
リアルな背景に対して、スーパーマリオのヨッシーみたいなアーロに
若干違和感があるけど、段々慣れてくるし、
スポットと出会ってからはアドベンチャー感が増してくる。


言葉が通じないふたりの会話がとてもいい。
言葉じゃないから、耳じゃないところに響くのだろう。

アーロと少年2.png

アメリカ中西部・ワイオミングの風景を
元に描かれたという、風景がとてもきれい。
スポットの髪が風になびくのなんて、リアルを超えていて、
アニメなのに、空気もきっと澄んでいるんだろうなあ、と思ってしまう。


隕石が落ちず、恐竜は滅びず、
ニンゲンが少数のまま言葉を持たなかったら、
世界は今、こうだったかもしれないな。

(2015年/アメリカ/93分)


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