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シンデレラ(1950) [映画のこと]

4月公開予定の実写版「美女野獣」、早く観たいなあと思いつつ、
プリンセス繋がりで、1950年のディズニーアニメ「シンデレラ」を観てみた。

まず、60年以上前に作られたとは到底思えないクオリティの高さにびっくり!
こんなもの作られたら、後の作り手たちはいったい何を作ればいいんだ。
と、作り手でもないのに苦しくなってしまった。

ディズニーは好きなつもりでいたけれど、
考えてみたら、今まで観ていたのは動物ものがほとんど。
ディズニープリンセスたちは、大人っぽくて
少しとっつきにくい印象だからかもしれない。
(仲良くしてくれそうもないような感じ)
でも、シンデレラは青い瞳が美しくて、思っていたよりやさしそう。

といっても、やっぱり動物たちに目がいってしまう。
ネズミや小鳥たちが、舞踏会のドレスを作るシーンが、ほんとうにかわいらしくて。
落ちたネックレスのビーズを拾って、ネズミの細いしっぽに通すのなんて、
これぞディズニー!と拍手したくなる。
悪役のネコのルシファーすら憎めない。

人っぽさと、動物っぽさの比率が素晴らしいんだと思う。
キャラクターになる動物の動きを正確に分析して、
そこに感情をのせるというか、人間っぽい表情や動きを付けていく。

シンデレラがいじめられるシーンとのバランスをとるためなのか、
王様と大臣のやりとりがコミカルで、妖精が魔法をかけるくだりもコメディっぽい。
細かいシーンにまで手が込んでいて、どこをとっても楽しめた。

併せて2015年の実写版と、1999年の「エバー・アフター」を観てみたけど、
こちらの主人公もなかなか魅力的。
シンデレラものは、ハズレなし、かも。
(1950年/アメリカ/74分)




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