美女と野獣 [映画のこと]
4/21(金)公開、ディズニーの実写版。
予告を見てから思っていたけど、
1992年公開のアニメ版にかなり忠実なので、
比べながら観るとより楽しい。
そっくりなシーンであっても、
実写にはアニメやフルCGの映像には出せない、実の迫力があって。
冒頭の舞踏会、朝の風景、中盤のガストンをたたえる酒場のシーンなどの、
沢山の人が動くシーンには圧倒される。
大勢のキャストが歌って踊る撮影は、とても大変だっただろうな。
エマ・ワトソンが演じたベルは、聡明な雰囲気ながら愛らしい。
魔法のお城に違和感なく溶け込んでいたのは、
エマがずっと、しっかり者のハーマイオニーだったからでは、
と、やっぱり思ってしまった。
ファンタジーの中に自然に存在するって、案外難しいと思うのだけど。
そしてお城が立派!これはCGの力だなあ。
クライマックスでは、お城の作りを上手く利用していて、
結末を知っていてもハラハラした。
お城のキャラクターたち、
これはアニメと比べるのは酷なのだけど、CGだと怖い。
特にチップ(ティーカップの男の子)の顔が怖くて、ちょっと悲しかった。
それと狼たちのCGが、ちょっと粗く見えたなあ。
そして長い(84分→130分)。
もちろん、アニメにはないエピソードが加えられている。
そのエピソード自体は、いい話。
だけどタイミングなのかな、ここで映画の流れが停滞した感じ。
尺を伸ばしたのが活かしきれていない気がした。
とはいえ、そこはディズニー作品。
アトラクションに乗っているようなワクワクした感覚になれることは確か。
チップの顔が怖いとか、つべこべ言わずに魔法にかかっちゃった方がいいのだ。
どうせならMX4Dで観ればよかった(MX4D鑑賞したことないけど)。
もっとディズニーランド感が味わえそうだし。
(2017年/アメリカ/130分)
予告を見てから思っていたけど、
1992年公開のアニメ版にかなり忠実なので、
比べながら観るとより楽しい。
そっくりなシーンであっても、
実写にはアニメやフルCGの映像には出せない、実の迫力があって。
冒頭の舞踏会、朝の風景、中盤のガストンをたたえる酒場のシーンなどの、
沢山の人が動くシーンには圧倒される。
大勢のキャストが歌って踊る撮影は、とても大変だっただろうな。
エマ・ワトソンが演じたベルは、聡明な雰囲気ながら愛らしい。
魔法のお城に違和感なく溶け込んでいたのは、
エマがずっと、しっかり者のハーマイオニーだったからでは、
と、やっぱり思ってしまった。
ファンタジーの中に自然に存在するって、案外難しいと思うのだけど。
そしてお城が立派!これはCGの力だなあ。
クライマックスでは、お城の作りを上手く利用していて、
結末を知っていてもハラハラした。
お城のキャラクターたち、
これはアニメと比べるのは酷なのだけど、CGだと怖い。
特にチップ(ティーカップの男の子)の顔が怖くて、ちょっと悲しかった。
それと狼たちのCGが、ちょっと粗く見えたなあ。
そして長い(84分→130分)。
もちろん、アニメにはないエピソードが加えられている。
そのエピソード自体は、いい話。
だけどタイミングなのかな、ここで映画の流れが停滞した感じ。
尺を伸ばしたのが活かしきれていない気がした。
とはいえ、そこはディズニー作品。
アトラクションに乗っているようなワクワクした感覚になれることは確か。
チップの顔が怖いとか、つべこべ言わずに魔法にかかっちゃった方がいいのだ。
どうせならMX4Dで観ればよかった(MX4D鑑賞したことないけど)。
もっとディズニーランド感が味わえそうだし。
(2017年/アメリカ/130分)
美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版[1CD]>
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2017/03/22
- メディア: CD
サスペリア [映画のこと]
子どもの頃、テレビでやっていたのをうっかり観てしまい、
もう一生と観ないと誓った映画。
『決してひとりでは見ないでください』というコピーが有名だったホラー。
当時、夜中トイレに行けなくて困って、
観た事実を消して、映画のタイトルも忘れたいくらい、もう本当に怖かった。
それでも何十年も経つと、やっぱり怖いもの見たさで。
ビビりながら観てみた結果、さすがに昔ほど恐怖は感じなかったけれど、
怖かったシーンの記憶はかなり正確で、
まっさらな子供の心に刻まれたモノって、まさに"刻まれている"のだと思った。
今じゃ先月観た映画の結末を忘れてしまうことも珍しくないのに。
それにしても、ストーリーがしっちゃかめっちゃかで驚く。
しかも、けっこう中だるみしていて、あやうく寝そうになる。
序盤に散りばめられた謎が、散らばったまま終わってしまった。
でも、怖がらせようとする演出にはニヤリとさせられる。
真っ赤な学校に、薄暗すぎる廊下。
どしゃ降りの雨は赤や緑のライトに彩られ、
雷に照らされた木の幹に、鎌を振り上げたような影が映る。
本物の幽霊が映っている、と話題になった(これも演出だそう)タクシーのシーンに、
不安定なゴブリンの音楽が繰り返し流れる。
本作の監督、ホラー映画の巨匠・ダリオ・アルジェント。
ウィキペディアによれば、ベジタリアンなんだそう。
菜食主義者がサスペリア。
大きなお世話だけど、イメージじゃないなあ。
あまりにも独特なサスペリアの世界。
そこに愛が感じられて、なんだか微笑ましかった。
(1977年/イタリア/99分)
もう一生と観ないと誓った映画。
『決してひとりでは見ないでください』というコピーが有名だったホラー。
当時、夜中トイレに行けなくて困って、
観た事実を消して、映画のタイトルも忘れたいくらい、もう本当に怖かった。
それでも何十年も経つと、やっぱり怖いもの見たさで。
ビビりながら観てみた結果、さすがに昔ほど恐怖は感じなかったけれど、
怖かったシーンの記憶はかなり正確で、
まっさらな子供の心に刻まれたモノって、まさに"刻まれている"のだと思った。
今じゃ先月観た映画の結末を忘れてしまうことも珍しくないのに。
それにしても、ストーリーがしっちゃかめっちゃかで驚く。
しかも、けっこう中だるみしていて、あやうく寝そうになる。
序盤に散りばめられた謎が、散らばったまま終わってしまった。
でも、怖がらせようとする演出にはニヤリとさせられる。
真っ赤な学校に、薄暗すぎる廊下。
どしゃ降りの雨は赤や緑のライトに彩られ、
雷に照らされた木の幹に、鎌を振り上げたような影が映る。
本物の幽霊が映っている、と話題になった(これも演出だそう)タクシーのシーンに、
不安定なゴブリンの音楽が繰り返し流れる。
本作の監督、ホラー映画の巨匠・ダリオ・アルジェント。
ウィキペディアによれば、ベジタリアンなんだそう。
菜食主義者がサスペリア。
大きなお世話だけど、イメージじゃないなあ。
あまりにも独特なサスペリアの世界。
そこに愛が感じられて、なんだか微笑ましかった。
(1977年/イタリア/99分)